個人サロンの予約管理|紙の予約表・スプレッドシート・カレンダー・予約アプリの選び方
予約の受け方が電話と対面だけなら、紙の予約表やカレンダーで足ります。DM・LINE・ホットペッパーなど入口が2つ以上になったら、二重予約を防ぐために、予約を1か所に集める仕組み(予約アプリ)に移す目安です。どれを使うかより、予約が1か所にそろっていることが大事です。
まず、今の予約の入口を数える
電話、店頭、Instagram の DM、LINE、ホットペッパー、予約ページ。お客さまがどこから予約してくるかを書き出します。
入口が1つなら、どの管理の方法でも困りません。入口が増えるほど、あちこちの予約を1つの表に書き写す手間と、書き忘れによる二重予約が増えます。
4つの方法の向き不向き
1. 紙の予約表・手帳
すぐ始められて、施術の合間にも書き込めます。電話と店頭で受けるお店なら、今も十分に使えます。
弱いのは、外出先から見られないこと、お客さまが自分で空きを見られないことです。DM で「空いている日はありますか」と聞かれるたびに、予約表を見て返事をすることになります。
2. 表計算(Google スプレッドシートなど)
スマホとパソコンの両方から見られ、お客さまの来店の記録やメモも同じ表に残せます。表の形を自分で決められるのが良いところです。
ただ、予約の時間が重なっても表は教えてくれません。入力するのはいつも自分なので、DM で受けた予約を書き写す手間は紙と変わりません。
3. カレンダー(Google カレンダーなど)
時間の重なりがひと目で分かり、スマホに通知も出せます。私用の予定と同じ画面で見られるのも便利です。
Google カレンダーには「予約スケジュール」という、空いている枠をお客さまに選んでもらうページを作る機能があります。公式のヘルプでは、無料の個人アカウントでも予約ページを1つ作れると案内されています。作るのはパソコンのブラウザからで、スマホのアプリからは作れません。リマインダーメールの自動送信や予約の支払いなど一部の機能は、Google Workspace か Google One の対象のプランが必要な機能として一覧にあります。使う前に公式の比較の表を確かめてください。
4. 予約アプリ(予約システム)
お客さまが予約ページで空きを見て、自分で予約します。入った予約は自動で予約表に入り、同じ時間には次の予約が入りません。
無料のプランから始められるものもあります。たとえば Square 予約のフリープランは0円で、メールと SMS の自動リマインダーが含まれています。一方で、1つのアカウントにつき1店舗までで、複数のスタッフを対象にした予約は含まれていません(各社の比べ方は無料で作れる予約システムの選び方)。
乗り換えの目安
次のどれかに当てはまったら、予約アプリに移すことを考えます。
- 予約の入口が2つ以上あり、書き写しの漏れや二重予約が起きたことがある
- 施術中に来た DM の返事が、何時間も後になることがある
- 「空いている日はありますか」という質問に、毎日のように答えている
どれにも当てはまらないなら、今の方法のままでかまいません。道具を変える手間のほうが大きくなります。
移すときに気をつけること
移す日を決めて、その日より先の予約を全部新しい方に入れてから切り替えます。古い予約表と新しい予約表の両方で受ける期間を作ると、二重予約が起きやすくなります。
Instagram のプロフィール、Google マップ、ホットペッパーの案内など、予約の入口から新しい予約ページにつながるようにします(予約の入口をどこに置くか)。DM で予約を受けるのをやめる必要はありません。DM には予約ページのリンクを返す形にすると、往復が減ります(Instagram の DM 予約を減らす方法)。
お客さまの名前や連絡先を新しい方に移すときは、移した後の紙や表の置き場所と、いつ処分するかも決めておきます。